The Healthy Society Awards
第16回ヘルシー・ソサエティ賞
受賞記念サイト
16
健全な社会は、
誰かの努力によって
つくられます。
よりよい明日に向けて、健全な社会と地域社会、そして国民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献した方々を称えるヘルシー・ソサエティ賞。第16回目となる今回は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大防止のため、例年通りの授賞式典は開催せず、オンラインにて受賞者の発表と表彰を行うことといたしました。
AWARD
RECIPIENTS
第16回受賞者
今回も全国から寄せられた推薦候補者の中から、5部門7名の受賞者が決定しました。
磯部 光章
教育部門
磯部 光章
Mitsuaki Isobe
市川 斉
ボランティア部門[国際]
市川 斉
Hitoshi Ichikawa
河村 進
ボランティア部門[国内]
河村 進
Susumu Kawamura
小笠原 文雄
医師部門
小笠原 文雄
Bunyu Ogasawara
樋口 千惠子
医療・看護・介護従事者部門
樋口 千惠子
Chieko Higuchi
真田 弘美
パイオニア部門
真田 弘美
Hiromi Sanada
宮野 悟
パイオニア部門
宮野 悟
Satoru Miyano
VIRTUAL
EXHIBITION
バーチャル受賞展示会
展示会場
旧前田家本邸洋館
昭和4年、前田家16代当主前田利為侯爵により、東京駒場の約1万坪の敷地に建てられた旧前田家本邸洋館。歴史ある格式高いこの空間が「VIRTUAL EXHIBITION」の会場です。
受賞展示会では、受賞者のポートレート写真やプロフィール、こだわりのモノを展示しています。3D空間を自由に移動しながら、受賞者一人ひとりの取り組みや想いに触れてください。
EXHIBITION
教育部門
磯部 光章
Mitsuaki Isobe
公益財団法人 日本心臓血圧研究振興会附属 
榊原記念病院 院長
東京医科歯科大学 名誉教授
創意を凝らした教育手法を開発し、医学生教育に新風。
市民への啓発活動にも尽力。
医学生教育においては、全国に先駆けて教育現場への模擬患者の導入を始め、社会経験のある学生を模擬患者とするシステムを導入し面接実習を行うなど、斬新な教育手法を開発。医師としてのコミュニケーション教育に取り組む。また、日本心不全学会理事長、日本循環器学会心臓移植委員会委員長としても公開講座を多数回企画・講演するほか、一般市民や医学生に向けた患者-医師関係についての啓発書を出版。精力的に市民教育・啓発活動を行い、患者会での情報共有にも力を注いでいる。
ボランティア部門[国際]
市川 斉
Hitoshi Ichikawa
公益社団法人 
シャンティ国際ボランティア会 
ミャンマー事務所長
国内外の教育支援、被災者支援に多大な貢献。
一貫して困難な状況にある人々に寄り添う。
大学時代から行ってきたボランティア活動を経て国際協力NGO、シャンティ国際ボランティア会(SVA)に参加。アフガニスタンでは初代所長として事務所設立に携わり、戦禍で荒れ果てた地域での教育復興支援の礎を築いた。また、阪神・淡路大震災をはじめとした国内外の緊急救援活動にも大きく貢献。NGO・外務省定期協議会の連携推進委員としてNGO全体の基盤づくりにも尽力した。現在は海外の現場に復帰し、過酷な状況下でSVAのミャンマー事務所長として教育協力活動に取り組んでいる。
ボランティア部門[国内]
河村 進
Susumu Kawamura
NPO法人 骨形成不全症協会 理事長
難病患者や障がい者の保健福祉に貢献。
患者自らが能動的に社会を変革して行く枠組みを作る。
自身も骨形成不全症(以下OI※)という先天性の骨の難病を持つ重度身体障がい者(身体障害者1級)でありながら、長年ボランティアとして難病患者や障がいを持つ方へのサポート活動を継続。1994年にOIの情報発信と患者同士の交流の場として立ち上げたネットワークOIは、2003年にNPO法人骨形成不全症協会に発展し、国際的なOIの患者団体や研究者と幅広い交流を実現。また、OI以外の疾患の患者団体や日本整形外科学会、臨床・研究施設等とも連携。広く障がい児/者医療、遺伝医学の向上、遺伝性難病のための活動を行った。
 
※Osteogenesis Imperfecta
河村進様は、去る7月23日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
医師部門
小笠原 文雄
Bunyu Ogasawara
医療法人 聖徳会 小笠原内科・岐阜在宅
ケアクリニック 理事長・院長
日本在宅ホスピス協会 会長
在宅医療の質向上に多大な貢献。
住み慣れた地で最期まで健やかに暮らせる地域包括ケアシステムの開発に情熱を燃やす。
ケアマネージャー資格を持つ看護師をTHP(トータルヘルスプランナー)と名付け、2008年にTHPケアシステムを構築。開発した情報共有アプリTHPプラス(THP+)は、患者・家族の生活の質向上に役立っている。小笠原内科では在宅医療の質を現わす指標ともいわれる在宅看取り率は概ね95%、中でも直近3年間では97%と高い数字を示す。また、THPと共に近隣のかかりつけ医と連携。現場での「教育的在宅緩和ケア」が質の高い在宅医療を広げる方策であるという考えの下、自身のノウハウを惜しげもなく伝えている。
医療・看護・介護従事者部門
樋口 千惠子
Chieko Higuchi
NPO法人 たんがく 理事長
住み慣れた街で最期までその人らしく。高齢者が生き生きと暮らし、地域住民と支え合うコミュニティを作り上げる。
30年にわたり久留米市の保健師として活動し、介護保険制度や在宅医療資源がない時代から地域医師会との連携を図りながら終末期ケアを実践してきた。定年前に退職すると「NPO法人たんがく」を立ち上げ、久留米市初のホームホスピス「たんがくの家」、のちに看護小規模型居宅介護事業「上村座(かんむらざ)」を開所。これらの施設では利用者へのケアを行うだけでなく、子どもや地域の人々も事業に参加する仕掛けが含まれており、お互いの存在を認め、支え合う関係性を構築している。
パイオニア部門
真田 弘美
Hiromi Sanada
東京大学大学院 医学系研究科附属 
グローバルナーシングリサーチセンター
教授・センター長
異分野融合型の看護システム開発研究を牽引。
世界の褥瘡医療にイノベーションを起こす。
1998年、多職種が協働する科学的エビデンスに基づいた褥瘡のチーム医療を確立するべく、日本褥瘡学会を設立。開発した画期的な褥瘡治癒過程の評価法「DESIGN-R®」は、現在6か国語に翻訳され、世界の褥瘡対策にも貢献している。また、2017年には日本初の異分野融合看護学研究機関である「東京大学グローバルナーシングリサーチセンター」を設立。初代センター長としてケアイノベーション開発研究、看護システム開発研究を推進し、次世代の看護学研究者の育成にも力を入れている。
パイオニア部門
宮野 悟
Satoru Miyano
東京医科歯科大学 M&Dデータ科学センター 
センター長 特任教授 
東京大学 名誉教授
スーパーコンピューティングに基づく革新的な
がん研究により、病態解明の分野で世界をリード。
数学とスーパーコンピュータをがん研究に融合するという着想で文部科学省新学術領域「システムがん」を創設。「骨髄異形成症候群(MDS)の原因遺伝子の解明」(Nature 2011)など、多数の顕著な成果を挙げる。2013年には貢献が評価され、アジア人として初めてISCB(国際計算生物学会)フェローに選出された。また、東大医科学研究所ヒトゲノム解析センターの計算機リソースを世界最高レベルに整備し、生命科学研究のコミュニティーに提供。同センターは日本のがんゲノムシーケンス研究を支える極めて重要な施設となっている。